FIELDWORK

CLOSE

残念な親

Exif_JPEG_PICTURE

 3日ほど前から、私が仕事をしている事務所の出窓の外でザワザワ音がしていました。最初は風で樹木が揺れて、枝が外壁かガラスに当たっているのだと思っていました。しかし風の無い昨日も、同じようにザワザワと音がしています。木製ブラインドを開けて見ると、窓のすぐ側に植えてあるシャラノキに何やら灰色の体の鳥がバタバタしています。多分ヒヨドリかムクドリだと思いますが、巣造りをしていました。しかも窓から30cm先の、地上1.8mの所に。先日ブログにて紹介した、エコ精神溢れる頑固者な親とは正反対な親です。すべてビニール紐の切れ端を、くわえて来て造っています。今日に至っては、まだ一度も現れていません。作業を放棄してしまったのでしょうか?このまま目の前に、美しくない痕跡だけが残されるのでしょうか?石油由来の素材が、自然の中に混在するのはどうも好きになれません。