突然の恩師の訃報から、もう3ヶ月経とうとしています。今日は恩師のアトリエで、生前お世話になった弟子や有志で偲ぶ会がありました。私はどうしても仕事の都合で、駆けつけることが出来ませんでした。
こちらで美味しい旬の果物が出回りだすと買い求めては、送って食べていただいていました。先生の体調が良い時は、いつも手書きの絵葉書をお礼として私に送ってくれていました。洋画家である先生の、その絵葉書は先生が作品として描いている抽象画でなく、心温まる民芸品のイラストに水彩が施してあります。先生の奥様も「主人のこの手書きのタッチが私は好きなの」と以前おっしゃっていました。それを今回タクラマカンさんに額装してもらい直しました。
今は我家の玄関で、家族や来客を先生が生前していたように、優しくおおらかにお出迎えしてくれています。