Corporate Profile
- 会社名
- 有限会社フィールドワーク
- 所在地
- 長野県上伊那郡中川村片桐4594-25
- TEL
- 0265-88-3766
- 090-1254-4791
- FAX
- 0265-88-3766
- 代表者氏名
- 近藤雅登
- 設定年月日
- 2001年4月1日
- 建設業許可
- 長野県知事許可(般-24)第22016号
- 事業内容
- 住宅&商業施設の建築工事
- 住宅&商業施設のリフォーム工事
- 住宅&商業施設のガーデン工事
- オリジナルデザインの家具・什器制作販売
Copyright © 2024 FIELDWORK Produced by ap
最近では、「建物」と建物をより魅力的に見せる「インテリアや照明、ガーデン」の大切さを知っている方が以前よりも増えてきて、ほんとうに嬉しく思います。
住宅であれば、家庭という言葉が「家」と「庭」と書くように、本来なら家族のために両方用意されるべきもので、「庭」はそこに住む人の人となりやライフスタイルを世間に紹介するツールとしての役割があるのではないでしょうか。
店舗であれば、「庭もしくは外構」がそのお店に期待感と親近感をもたせ、完成後にすぐ目を引く「看板効果」と「女性リピーターの集客力のアップ」に効果があります。
また、「インテリア+建物+ガーデン」を同時にプランすることで、経済的でもあるんです。
まずはオーナーとお会いして、いろいろなお話をさせていただくのですが、初めから「こういうのを作ってください。」とハッキリしたビジョンを持っている方はほとんどいらっしゃいません。
でも、必ず「こうしたい!」というものは持っていて、それが何なのかというのを、オーナーと一緒に話をしていくうちに、お互いに解り合ってくるんです。そして、その想いを、「インテリア+建物+ガーデン」のトータルデザインとして作り上げていきます。
オーナーにとって、そのお店にとって最も良い空間をご提案しています。
フィールドワークはデザインや設計監理のみの依頼を受けるケースもありますが、完成度とコストパフォーマンスでは設計・施工まで請け負った方がオーナーの満足度は上がります。設計監理+施工監理の監理費の部分や経費がダブらないからです。
また、現場を進める上での納まりなどの設計変更も当然レスポンス良く出来るという利点もあります。
設計者と施工者にはそれぞれ事情があり、そこで生まれるタイムラグがもったいないです。
しかし、様々な事情で施工まで請け負うことができない場合は、その状況の中でのベストを尽くします。
フィールドワークのデザインコンセプトは「シンプル&グッドバランス」です。
映画や演劇に例えると、主役はあくまでも一人で、あとは周りに主役を引き立てる脇役やエキストラなどが配置されたメリハリのとれたキャスティングの作品が、観ていて飽きずに観客の心にすーっと入ってくると思いませんか。
デザインも同じで、あれもこれもではなく、ほんとうにやりたいことを引き算で整理していくと「コンセプトが明解で美しくなる」と思っています。私たちが普段目にしているモノの中でも、カッコいいとかステキと感じるロングセラーのモノは、そんなシンプルでグッドバランスなモノが多いと思います。
デザインの世界で重要な「グッドバランス」は、他方で人のライフスタイルや人間性を語る上でも大切なキーワードです。
「高級外車に乗って風呂無しアパート住まいのため銭湯に行く」というような話としては面白いが実際にそういう人は人としてのバランスを欠いているんじゃないでしょうか。自分自身にバランス感覚のある人って、お付き合いをさせていただいていても、人間として素晴らしい方が多いと思います。
そんな「いろいろな意味でのグッドバランス」をフィールドワークは空間で表現していこうと思っています。
最初にお見せするプランは、いつも定規を使わないフリーハンドの手書き図面です。
そこには完成した建物+ガーデンを含めた「空間・光・音・匂い・風」など、人が暮らしていたり動いていたりするイメージを書き込みます。
パソコンでつくるよりも、はるかに手間も時間もかかりますが、手書きのプランには目に見えない「空気感」や「ワクワク感」も感じることができるので、オーナーが完成をイメージしやすくなります。
はじめまして、代表の近藤雅登です。
信州に暮らし始めまして早いもので、もう17年以上になります。多くのお客様に出会うことが出来ました。いろいろなモノづくりをさせていただいてデザイナーとして本当に幸せ者だと思います。オーナーと二人三脚でつくり出した空間を、周囲の方も喜んでくださることがフィールドワークの目指すモノづくりの精神です。
近頃では、デザインだけでなく施工まで依頼を受けることが多くなりました。オーナーがそれだけ仕事に対して、より完成度を求めてくださる結果だと思います。また住宅や店舗の建物だけでなく、インテリアやガーデンという存在の重要性への理解も深まってきました。
これからもフィールドワークは建築設計事務所的ではなく、あくまでもインテリアが大切と考え、そこから発想が始まる空間づくりをしていきたいと思います。
前職は、名古屋の(株)スペースという大きな会社で10年間、主に商業施設の企画・デザイン・設計・施工の仕事をしていました。
この会社は、今では社員が500名を超えていて、業界では大手です。当時はまだ現在の半分以下の規模でしたので、自分で営業をしデザインをして設計図面を描いて、見積もりをし、工事発注して、現場も自分で監理するといったオールマイティーな仕事で、ちょうどバブル期で殺人的に忙しかった感じですね。
私のいた部署は主に大型商業施設を顧客にしていまして、新築やリニューアル(改装)など多種多様な仕事をするなかで、私は内田繁(先生)という超メジャーなデザイナーと一緒に仕事ができる非常に恵まれた環境にいました。そこで一流のデザイナーから仕事を通して学んだことが、今の私のデザインの基本ベースになっています。
私は企業が顧客でしたのでいわゆるお客さんを持って独立するということが出来ませんでした。ほんとうにゼロからのスタートでしたので、最初の半年程ほとんど仕事はなく、自宅で仕事をしていましたので仕事をしているフリなどして家族に不安を感じさせないようにしていましたね。経済的にも精神的にも辛い時期がありました。新しい人との出会いがあり、少しずついろんな人が応援してくれて、なんとかやってきた感じです。2年目くらいから少し仕事が増えてきました。
独立以前は施工まで関わっていましたが、独立後は設計・デザインだけをしていましたので、自分が一生懸命考えたデザインが施工に至る途中で様々な理由により勝手に妙な変更がされて出来上がる、もしくはその仕事がどうなったか全然知らずに中途半端に終わってしまう、など全て自分の裁量でできた以前の環境とはやはり現実が違っていました。
経済的にはそれで良くても精神的にはかなりストレスが溜まり、アトピー性皮膚炎まででて、それを癒すためにキャンプによく行ってましたね。ま、それが高じて今この信州にI・ターンして暮らしているわけなんです(笑)。
最初の独立でいろいろと経験したので、I・ターン先での再独立の時は精神的免疫が出来ていたせいか、即決で決めました。不安もありましたが迷いはありませんでしたね。妻にそのことを告げたときも、フーンて感じで驚きませんでした。そのうちそうするだろうと思っていたみたいです。
簡単に説明しにくいけれど、例えば住宅や店舗など建築といわれる建物をひとつの「箱」だと思ってください。その「箱」の内と外もちゃんとデザインすることが出来て、なおかつその「箱」をより魅力的に見せる外の置き台(ガーデンのこと)まで、トータルに提案します。
本来これが理想的な考え方であり、今後はそれぞれの専門業者をお客様の要望によりまとめる業者も出てくると思いますが、いろいろと打合せが面倒だったり諸費用の面でも大変だと思います。ひとりの信頼できるデザイナーに建築・インテリア・ガーデンを同時に考えてもらうのがベストではないでしょうか。
また、一般的には「箱」の外(建築)の比重が大きくて、内(インテリア)の比重が小さくなっているように思います。
しかし住宅でも店舗でも、そこに居る人間が一番身近でいつも五感に直接触れているのは内装・家具・照明・雑貨小物・テキスタイル・カーテンなどインテリアではないでしょうか。大多数の日本人が建物の外見ばかり気になっていて、インテリアに気持ち的にも予算的にもあまりこだわらずに、没個性 な空間でそこに合わせてずっと過ごしてしまっていると思いませんか。この背景には建築業界がいわゆる箱もの屋主導型で、建築屋・工務店・大工など建物を予 算目一杯で建ててあとは別途少しずつご自分でという無責任な営業スタイルがあります。お客様の予算をトータルで管理し、いろいろな面での身の丈に合ったグッドバランスなものを提案することこそ、私は大切だと考えています。
正解のない問題をあーでもないこーでもないと考えることが仕事ですので、自分が納得できるプランがまず出来て、そのプランをお客様に気に入ってもらって、初めてプランとして対価をいただける訳です。期限内にそんなプランを考えつかなければいけないプレッシャーはいつもあります。しかし報われて感謝された時の充実感があるので、苦しくてもやめられません。
また、夢を売るのが仕事ですから、私自身が毎日の生活を楽しんで、そこから生まれたアイデアをお客様に提案するためにも、いつも新鮮な楽しさを見つける努力をしているつもりです。
お客様に最初に会って、計画のイメージを聞いてる時が、ちょっとドキドキしていい感じですね。これからまた新しい出会いとモノづくりが始められるって思うとウキウキして、よ~しって気合が入ります。
そして引き渡した後は、お店だったら関わったお店が繁盛していて、いつお邪魔してもオーナーが明るい表情で迎えてくれること。デザイナー冥利につきる喜びです。
また、住宅ではそのご家族が生き生きと楽しく住んでもらっているのが伝わってくると内心「あ~っ、ほんとうに良かったなぁ。」って、こうなるともうやめられない職業ですね。
仕事にプライドとポリシーを持ち、頑固さと柔軟性を併せ持つような、そんな自分でありたいと思っています。いつも自分の仕事の先には、必ず人々の笑顔があるように祈りながら・・・。
また私の場合、自分のやりたいこと好きなことを幸運にも仕事にできています。ですから基本的にはプライベートな時間がそんなになくても苦になりません。でも常に遊び心はもち、楽しいことやってみたいことにはむりやり時間を作ってでも行ってしまう、そんな自分は結構好きです(ナルナル)。
RELEASE : 2014.10.11
駒ヶ根市にて、オープンハウスを開催させていただきます。
線路際・変形地・敷地内の高低差という課題に対して、「家」と「庭」というフィールドワークらしいゾーニングプランで表現しました。クライアントとの打合せの中で、50代後半で家を建てる意味を今回はとても大切にデザインしました。どうかこの家のクライアントと同年齢の方も若い方も、このオープンハウスでその意味を感じ取っていただければ幸いです。
この「家」と「庭」は、クライアントとフィールドワークの共同作品です。家は建てないという方も時間があれば一緒の時間を共有して、何か楽しいお話が出来ればと思っております。どうかゆっくりと出来る時間にお越し下さい。